My Diary

   
  2004年(平成16年) 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月    
       
    ラオス通信-4  
       
 

7月

雨季が本格化してきました

 
 

 

 

 
 

 

ビエンチャンも雨季が本格化してきました。日記に本日の天気を書きますがとても迷います。一日の中に雨、曇、晴が必ずあるからなんです。雨季というのはそんな状態の中で一日を通して比較的雨が多いということになるのでしょうが、これから暫くは家の中での生活を楽しむということになると思います。私のように外で楽しむことが好きな人間には果たして旨くやって行けるでしょうか、その辺が一寸心配です。それでは今月も私のラオス生活体験をご報告させていただきます。

 
       
 

No

項目

単位

4月

5月

6月

 

 

 

 

 

 

1

体重

kg

70

68

68

 

 

 

 

 

 

2

朝エアロビ

回数

4

4

2

 

 

 

 

 

 

3

朝ラン

回数

22

22

22

 

 

 

 

 

 

4

距離

102km

88Km

121km

 

 

 

 

 

 

5

水泳

回数

7

7

1

 

 

 

 

 

 

6

距離

4km

7km

1km

 

 

 

 

 

 

7

テニス

回数

1

2

3

 

 

 

 

 

 

8

自転車

回数

3

4

3

 

 

 

 

 

 

9

距離

135km

205km

113km

 

 

 

 

 

 

10

観光

回数

1

1

2

 

 

 

 

 

 

11

主な購入品

*水中眼鏡、耳栓

*譜面台

*ソー(楽器)

*マウンティンバイク用の靴とペタル

*コーヒーメーカー

*ケーン(楽器)

*サングラス

 

各1

1

 

 

 

 

1

1

 1

 

 

 

 

 

  

1

1

 

 

 

 

 

 

 
       
   

1.  一番良い場面を楽しめない辛さ

テレビはニュースなどをNHKの海外向け放送を見ております。海外向けってよその国の放送番組と競合関係にあるんですね。時々「放送権の都合により映像をご覧いただけません」と表示が出てきて音声だけが流れて映像は別の静止画になることがあります。しかもこのような場面はサッカーとか大リーグ中継、ゴルフ或いはテニスなどの最も良いところでこのモードになってしまうんです。これって送る方も内心「ごめんなさいね」と思っているでしょうけど、見ている方って本当に辛いです。汗ビッショリかいていざ生ビールを飲もうという時に、あったかビールが出てくるようなもので、とてもストレスが溜まります。NHKさん何とかならないでしょうか。特殊メガネを開発してもらうとか… 

2. お金の感覚が変わってきました

お金に対する感覚が日本に居た時と大きく変わってきたような感じがします。例えば「500円」というお金を考えた場合、日本に居る時にはその価値は余り高いと感じなかったような気がします。食堂で食事をしても500円ならまぁ安いと思っていたと思いますが、今は違います。500円(≒5$、50,000kp)ということになり、「えっ!500円も!!」ということになり、食事のときのメニューなどを考えてしまうことがあるんです。「どうしてそんなに高いの?」という気持ちがとても強いです。この感覚を持って日本に帰ったらお金が一杯溜まるのかななどと取らぬ狸の皮算用を楽しんでおります。

3.大発見!

洗濯は私のアパートでは自分でやる場合には全自動洗濯機があってこれを利用すれば良いのですが、私の洗濯はメードさんが洗ってくれます。アイロンも掛けてくれます。このために40$/月を支払っております。この洗濯をメードさんは洗濯機を使わずに手洗いをします。多分とても丁寧に洗ってくれていると思います。ここで、日本に居た時の洗濯機を使った場合と手洗いの場合の違いを発見しました。

というのは、私のパンツや靴下は家内が日本で安物を買って用意してくれましたが、日本で使っていたときには多分パンツなんか酷いものは一ヶ月くらいでゴムが緩んでしまいました。しかしラオスの生活三ヶ月を経った現在もパンツのゴムは新品の時と全く変わりなく良く締まります。靴下も同じです。また、下着や運動用のサポーターなども全く綻びません。これは多分手洗いによる効果だと思います。多分洗濯機は機械が強制的に洗濯物をかき回すのでゴムなどは選択中に何回も伸び縮みして安物の場合は直ぐ弾力をなくしてしまうのではないかと思います。日本の家電メーカーにこの事実を教えて手洗いの場合と同じくらいの優しさで洗濯するような新しい製品を出せば差別化製品で飛ぶように売れるのではないかと思うのですが…如何なものでしょうか。

4.メコン川のディナークルージングを楽しみました

メコン川は雨季に入り少しずつ水量が増加しております。5月の終わり頃から大きな船が着岸するようになり、これがディナークルージングということをみつけました。早速6月10日(水)に当地で知り合ったカワユイ彼女と行ってみました。料金は乗船する為のお金はかかりません。食事料金に含まれているようです。この船を全部貸しきるのは幾らかかるのかと聞いてみたところ、日本円で約6,000円なんだそうです。この時はとても安く感じました。出発は18時30分なのですが、17時30分くらいから乗り込んで食事を始めます。食事は勿論ラオス料理で魚、スープ、ラープ、カウニャオなどたくさんの料理をビーアラオを飲みながら楽しみます。(この料理を頼む時にラオ人が一緒にいると色々な食べ物を味わうことができて良いです)。その内に船が出発し右にビエンチャン市街の光景、左にタイの風景、前には壮大なサンセットを眺めながら上流に遡ります。この光景は口で言い表すことが難しいのですが実に素晴らしいです。身体に当たる風もとても心地よいです。蚊もいません。こんな所でカワユイ美人と食事なんかしていたらバチが当たるんじゃないかと思ってしまいます。

船の航行は二時間弱でしたが帰着する頃にはすっかり良い気分になってそのまま家でバタンキューでした。このクルージング今月二回楽しみました。(二回目は送別会)とても良かったです。

 5.当地までの経済的な渡航方法

日本から当地に来る場合は成田―バンコク、バンコクービエンチャンとなります。

このルートの航空券を日本で購入すると成田―バンコク(往復:60,000円程度)、バンコクービエンチャン(往復:40,000円程度)かかるようですが、このバンコクービエンチャンの航空券を当地で購入(滞在1週間以内の場合は11,000円程度)し日本に送って使うと合計70,000円前後で往復できるようです。(これは実際に来られた方から聞いた話なので調査したわけではありません。)

当地に来られるご計画のある方は私宛にご一報いただければ航空券を当地で購入してお送りする事が出来ると思います。この方法が違法性があるのか否か分かりませんがその内調べてみたいと思っております。

6.楽器ケーンを購入しました。

当地の昔からある独特の楽器でケーンという竹でできた楽器を購入しました。これは吹き口に口を当ててハーモニカと同じように息を吐いたり吸ったりして音を出します。音は竹に開いた穴を親指〜薬指で抑えて変化させます。とても良い音が出ます。音域は1オクターブで、最後のドは最初に吹いたドと同じ音になります。でも余り気にならないので最初のドと最後のドが1オクターブ高くなっているような感じがしてしまいます。現在は指の抑える位置を頭の中に叩き込んでいる最中ですけれど、早いとこ一丁前に吹けるようになりたいと願っております。

7.競技大会に出場しました。(オフロード、テニス大会)

6月13日(日)にマウンティンバイクを駆って速さを競う大会に出場してきました。何処が主催なのか良く分かりませんが一周5.08kmの小道を二周して競います。こんな競技に出るのは初めての経験なんですけれどかなり気合が入って面白かったです。一グループ10〜15名位のグループに分けて7グループぐらいありました。私は第二グループに出場し28〜29分の記録で順位は大体中間くらいでした。

この一週間前このコースの試走を皆でやったのですけれど、私は深めの砂場に車輪を取られ、ものの見事に転倒してしまいました。初心者の為ペダルを靴から離す事が出来ずにペダルに足を乗せたまま倒れたので石に頭をぶつけてしまい一瞬気が遠くなりかけましたが、ヘルメットのお陰で続行できました。このような経験があったので今回は砂場のところはスピードを落とし慎重に走ったため転倒は免れました。次回の時にはもう少し脚力をつけて良い成績を取りたいと願っております。

 6月27日はJICA杯テニス大会がありこれに初めて参加しました。合計9チームの参加で、予選ブロックが3チームによるリーグ戦形式で優勝チームが勝ち残り、そこで決勝ラウンドを行うというシステムです。この大会は参加者が楽しむことを主眼としているようで、初心者と上級者の組合せとなるようにくじ引きとなっており、優勝は実力というよりもペアー次第という感じです。私のペアーの方は男子で初心者と思われるのですが、前でボレーを決めるのがとても上手でした。結果は予選ブロックで勝ち抜くことが出来ましたが、決勝ブロックでは私達の実力が旨くかみ合わず結局優勝を逃して3位でした。商品はミニマートの50,000kp(500円)の金券でした。それでも結構楽しめました。

この大会は国立競技場にある3面のハードコートを使用してやったのですけれど、コンクリートのコートで割れ目はあるし、大変なものでした。また、このコートは会員制のコートにもなっているようで会員資格は年会費80,000kp(約800円)を払えば何時でもテニスを楽しめるようです。

8.食材の購入ルートを変更してみました。

食材について通常は毎週土曜日に一週間分の食材をまとめ買いをします。今までは佐古商店(日本の食材が冷凍されて豊富にある。)、果物屋、野菜屋、ミニマーケットで購入しておりました。これは先任の堀端様から教わった買い物コースでとても清潔で感じが良くて気に入っております。今月の初め同期SVの方からのアドバイスを受けてタラート(市場)トンカンカムという市場に行ってみました。ここも堀端様から教えて頂いたのですが、余りにも汚くてごちゃごちゃしている感じなので最初に行ったきりでその後は控えておりました。そこには肉屋でも何でもあります。一番最初に柔らかい肉が欲しいと言ったらこれが良いと言われて買ったのが水牛の肉でした。しかしこれはとても硬くて失敗しました。魚は最高です。多分テラピアという魚なんですけれど、30cmくらいの生きているやつを捌いてくれます。これを買ってきて焼いて食べると最高です。ビールがとても美味しく飲めます。ここで肉、魚、野菜、パン、ハム、飲み物などを全て調達できます。そして驚いたことに費用も従来の半分以下で揃えることができます。但し肉なんかにはハエが一杯たかっていてそれを買うことになるんですけれど…ここに時々行くようになりました。ということは私自身が段々現地の方の生活に慣れてきたということなのでしょうか。

9.大正琴と尺八の合奏練習をやりました

尺八は昨年5月に始めたばかりなのですが、当地にいる間に飛躍的に上達したいと願い持参しました。練習相手を探していた所、私どもSV調整員の奥様(平澤様)が何と大正琴の名取りをされているとのことでした。早速日本で私が教えていただいている「あすなろ会」の鈴木房司会長先生にお願いして大正琴と尺八の譜面を送って頂き練習を開始しました。そして月に一回の合奏練習をする事になり、今回初めて合奏させていただきました。

美しき天然、荒城の月、籠の鳥…などなど、私の頼りない音と違って奥様の音には輝きがありミスがありません。もうこれだけで大感動してしまい夢心地の気分になってしまいました。これからは心を入替えてもう少し真面目に練習しようという気になりました。次回がとても楽しみになりました。異国の地で大正琴と尺八の合奏なんてとてもロマンティックな感じがしませんか?

 

以上