My Diary

   
  2004年(平成16年) 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月    
       
    ラオス通信-2  
       
  5月

貴重な体験の連続

 
       
   

ビエンチャンに住み始めて早一ヶ月が経ちました。生活の方も何とか安定してきたようです。誠に日々新たな発見の毎日を過ごしておりまして私にとりましてはとても貴重な体験の連続の日です。色々な方のご支援により私の生活が成り立っていることを十分認識し、このご恩に報いるべく全力投球とまでは行かなくても8分の力で頑張っていこうと考えております。以下四月度の活動をご報告させて頂きます。

本来ならば写真や音をふんだんに入れるべきですが、当地の通信事情が日本と比べ物にならないくらいの遅さです。(約30kbps)ということで、文章だけでお許しください。写真が欲しいという方が居られましたら個別に対応いたしますので連絡くださるようお願いいたします。

長文になり申し訳ありません。 

1.各種データ

@.体重:70kg(-3kg)

A.水泳:900m/一回

2.毎日の生活

@.朝は早起きをします。四時過ぎに起きて現在はラオ後の予習/復習をやっております。五時から30分間はNHKの7時(日本時間)のニュースを見ます。5時半過ぎからランニングに出かけます。(月〜土)ランニングの場所はメコン川の畔です。

今月中旬までは広大なほとんど無人の中洲を走っていたのですが、今は水嵩が増して手前側の畔を行ったり来たりしております。約30分ほど走って帰ってきます。朝食はトーストを二枚焼いて野菜をつけて食べます。牛乳、ジュースはとても美味しいです。

 A.平日(月〜金)は職場で一応仕事をしております。7時20分頃アパートを車で出発し、35分頃には到着します。職場はラオス国立大学工学部、建築学部の中にあり、LJTTC(ラオス日本技術訓練センター)という所です。ここに5〜60台のネットワークシステムがあります。朝最初の仕事はメールサーバーとスキャナーサーバーを立ち上げて、皆様がインターネットにすぐに繋がるように準備します。仕事は本来はここの先生方に何かを教える必要があるのですが、何をやったらよいのかということは自分自身の目でターゲットを見つけ実行することになっておりますが、三ヶ月は調査、検討の時間ということで特に決まった仕事はありません。しかしどういう訳か私が赴任して以来余りネットワークがうまく動かないことが多いんです。分からないときには前任の堀端様(東京)や先生方に聞いて対応しております。

昼食は構内の食堂があるのですが中々行く勇気が湧かず何時もアパートに帰るか、途中の食堂で食べます。食堂で食べた場合でもアパートに帰って果物を食べて一休みします。午後も同じようなことをやっております。

 B.仕事は16時に終わります。残業は殆どやらないようです。月、水、金は17時〜18時まではJICA事務所でLAO語の研修があります。この時には同期の仲間5人で食事に出かけます。同期ということでとても強い結束力でお互いに助け合っております。

通常は帰宅後17時から30分間はNHKのニュースを見ます。(日本時間19時)この後はアパートのプールで泳ぎます。25mのプールで当初は25m1本×12:300mで目一杯だったのですが、最近では50m1本×18:900mまで泳げるようになりました。目標は1,000mです。この後サウナ、ジャグジーに入ってシャワーを浴びて部屋に戻り、食事の支度をします。

 C.料理のレパートリーは殆どないのですが、野菜炒めを中心にして今のところは加工食品を買ってきて食べております。食後の後日本に居るときには自分の好きなことができたのですが、これはできません。メードさんが全部やってくれるのですが、一応食器を洗うまでは必ずやるようにしております。

 D.同期の方と先日アパートに来て皆で食事をした時にカクテルを作ってくれてこれがとても美味しかったので、早速シェーカーと軽量カップを購入して自分でも時々カクテルを楽しんでおります。→これって中々いけます。

 E.この後は尺八、フルートの練習をし、日記などをつけていると11頃になってしまうので寝ます。寝るときには懐中電灯が必携です。停電が良くあるそうでその時のために手元に置くようにします。

 F.夜のお遊びも時々行きます。カラオケ、飲み会などでしょうか。カラオケは日本のものもありますが、集中室で監視員が入力した番号のCDを掛けるシステムなので監視員がサボっている時などタイムリーに出ないことがあります。その時には部屋のネーチャンが怒鳴りに行くとすぐ音楽がかかります。カラオケのネーチャンはとても若くてチャーミングです。オサワリしても嫌がりません。

 3.健康状況

@.どういう訳か私の肉体はへたばりません。全く健康そのものです。水道の水は決して飲んではいけないと言われてきておりますが、少しづつ飲む量を増やしております。多分私のお腹の中は一番先にこの国に慣れてしまったものと思います。

 A.今までに熱が出たとか、どこかが痛いなどといったことは一度もありませんでした。

 4.仲間つくり

@.テニス、尺八、フルートなどの仲間を探しておりますが未だ全部が見つかっておりません。今のところ何とか仲間ができたというのは尺八、オフロードツアー、テニス、といったところでしょうか。

 A.尺八はJICA調整員の奥様が大正琴の名取をされていたということが分かり先日、音合わせをしました。但し尺八と大正琴共通の譜面がないので、日本の私の先生である鈴木先生に私が持っている楽譜と同じ音程の大正琴の譜面を頂けるようにお願いしました。その奥様とは今後個別に練習をし、月に一度くらい合わせようということになりました。また、この奥様がLAOSの楽器でシーサーとかいう胡弓に似た楽器を個人レッスンを受けているということだったので、私も楽器の購入とレッスンを受けるよう先生に頼んでもらうことにしました。とてもよい音が出ます。また、ラオスにケーンという竹でできた楽器が合ってとてもユニークな音が出ます。これも、入手したいと思っております。私のアパートが楽器博物館になりそうです。

 B.オフロードツアーはドンパラン通りにウイリィーという自転車屋さんがあり、ウイリィーが毎週日曜8時頃から3時間くらい、40〜50kmくらいマウンテンバイクを使って山というかオフロードを走ります。5〜10人くらいで行くのですが皆様とても速くてついていくのがやっとです。これって物凄く疲れますけど面白いので毎週参加しております。これに参加している人は全員外国人です。日本人は今のところ私だけです。

 C.土曜日の朝ランニングを早めに切り上げてメコン川の畔で毎日朝夕やっているエアロビクス体操のような運動グループがあってこれに朝だけ参加します。通常は朝夕6〜7時過ぎまで行われますが、これを真似して踊っていると汗びっしょりになります。私が日本人ということで最後の曲は日本の音楽が必ず出てきます。うれしいです。これに参加するには2,000kp(20円)が必要ですけどとても安いです。ここの指導者のオバチャン方と仲良しになりました。

 D.テニスをやりたいという方は居るのですが中々メンバーができません。本日17時から5〜6人くらいで私のアパートでやろうということになりました。これも4/30日に新任SV(シニアボランティア)歓迎会がありその席で声を掛けて何とかまとまったものです。

 5.観光見物

@.観光見物には本格的には未だ行っておりません。4月12日の週がラオスにおけるお正月(ピーマイ)ということで一週間仕事がお休みになります。この休みを利用して4/16日にブッダパークとナムグム湖に行ってきました。どこに行っても人は日本のように多くなく、私達日本人を歓迎してくれます。ブッダパークでは女性ばかりの家族が7人くらいで食事をしていた席に割り込んで一緒に地元のお料理を頂いたりしました。

 6.生活環境について

@.今の時期は昼間は40℃前後になります。とても暑くて外に出る気は起こりません。朝ランニングをするときや、夕方5時過ぎは比較的すごしやすくて27℃位です。ラオスの方々は昼間暑くても余り問題ではないようです。 

A.水は時間と共に慣れてくるのではないかと勝手に推測しております。これは、オフロードツアーに行って途中で休む時、同行の中国系の男性が冷たい氷が入ったアイスコーヒーをとても美味しく飲むので、今度私も飲めるようになりたいと思っている故です。

B.メコン川をランニングしていると小さな蛙がピョンピョンあっちこっちに跳ねてます。これを踏まないようにするのが大変なんですけれど、とにかく沢山居ます。蛙が居て水があれば蛇は必ず居ると思うのですが、今までに一度も見たことはありません。どこかにいるというようですが中々発見できません。

 C.カラスも居ても良いと思うのですが、居ないようです。何故でしょう?

 D.今のアパートには入ってこないのですが、ヤモリが壁伝いに良く走っております。これは蚊などを食べてくれるから良いんだといわれますが、私の妻同様余り好きにはなれません。

 E.こちらに来られている方はJICA関係の方が多く居られますが、皆様の住居は一軒家、ホテル、アパートといった順番でしょうか。JICAから家賃補助が800$/月でるので皆様この限度額まで借りようとするため例えば一軒家だと4ベッドルーム、でっかいリビングなどの豪邸を借りております。私のアパートも家賃が約1,200$と高いのですが、テニスコート、プール付きで最も安全なアパート、メコン川に近いということで入っておりますがその内一軒家の方に移っても良いなと思っております。(この方が安上がりの上に現地の人とより良いコミュニケーションが図れるのではないかと思う故です。)一軒家を借りるとメードさん(100$)警備員(JICA補助)、運転手を雇う必要があります。

.7.職場

私の職場はSVが合計3人居ります。一人が舟田さんというグループ調整員、岩城さんは電子機器修理指導をやられております。現地の職員は所長さん、副所長さん、修理担当の先生、その他若い補助の方々が10人位居るのでしょうか。

面白いもので職場に自分の小さな子供を連れてきて一日中遊ばせている方も居ます。私達が彼らと話をするときには英語になりますが、私のブロークンEnglishと彼らの分り辛いEnglishでも何とか通じるものなんですね。驚いております。

    以上