会津の夏休み 写真はここをクリックすると見ることができます。
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恒例の夏休みの小旅行は会津で過ごした。ここへは二年がかりの挑戦になった。というのは昨年も計画したが例のcode redというワームが私共のサーバーを襲い、壊滅的な足跡を残していった。それが夏休みの二日前のことで、それから必死のリカバリー作業を行ったが出発までに回復しないため、無念の涙をのんで諦めたという経過がある。故に今回の旅には格別の思いがある。 日程:8月11日(日)〜13日(火) 参加者:町山さんご夫妻、藤沢夫妻の4名 コース概略 8月11日−自宅→喜多方→雄国湿原を散策 8月12日−ホテル→霞が城址公園→高村智恵子の生家→奥岳、安達太良山登山口→五色沼散策 8月13日−ホテル→いわき、三崎公園→アクアマリン福島を見学→自宅 |
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8月11日(日) 出発:6時。私の愛車グラシャ号は軽快に突き進んだ・・・・、 がお盆の帰省客で道路は大渋滞。トンパチの16号バイパスから、混雑が始まってしまった。急遽予定 を変更し圏央道日の出インターチェンジから鶴ヶ島経由で東北道に入ることとした。久喜:7時50分− 郡山JCT:12時45分−会津若松I.C:13時10分という具合で途中の混雑はあったものの何とか1時間遅れ で到着。昼食に名高い喜多方ラーメンを食べるのがここまで来た最大の理由でもあった。インターネ ットや色々な資料から”なまえ食堂”を選定した。食堂に到着。??。昭子”ここって何で調べたの?” と私に詰問口調で突っかかってきた。無理も無いというか、田舎のラーメン屋 さんといった感じで、豪華な建物を描いていた同行の皆様には異様な感じがしたことだろう。かく言う私 もいささか驚いた。私の住んでいる町の食堂の方が遥かに立派な感じだ。 店の中もテーブルが5〜6卓とこ じんまりしている。手打ちラーメンを 食べてビックリ。とてもサッパリした味で美味い!。店内の壁には高名なタレントさん達の色紙が貼って あった。食事後、皆様満足していただけたのでこの店の選定者としては胸をなでおろすことが出来た。 国道459号線を東に向かい桧原湖岸から雄国湿原を散策するために雄国沼を 目指して軽い登山をした。案内書には雄子沢川の駐車場から1時間30分のコースということで軽い気持ちで 出かけたが、何の何の3.3kmの登山コースがあって、そこから湿原探勝路 となっていた。15時に出発ということでいささか帰りの時間が不安になったが決行した。探勝路までの山道 は人もなく、ブナやナラの樹林帯の中を歩いた。ちょっと脇を見ると山百合、エゾアジサイ、レンゲツツジ などが所々に寂しそうに咲いていた。コバギボウシも咲いていたようだ。休憩舎に16時30分に到着。雄国沼 も見える。時間が許す限り湿原探索を試みたが、ホテルのチェックイン時間が気になり途中で引き返してきた。 ホテルは母成リゾートイン、設備も食事も悪くない。町山さん良いところを探していただいて有難うございました。食事後4人でカラオケ。 |
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8月12日(月) 安達太良山に登山することと、頂上で私の特製ラーメンを皆様に味わっていただくこと、および岳温泉に ゆっくり浸かることが目的であった。ホテルを出発し国道459号を進むうちに濃い霧が発生し視界が殆ど無 くなってしまった。小雨も降ってきた。山行きはちょっと無理なので取り敢えず二本松の霞が城跡公園〜智 恵子記念館に行った。霞が城跡公園では9月に始まる名物の菊人形展の準備を行っていた。この公園で子供 の頃を思い出し、木陰に止まるトンボを指のぐるぐる回しで捕まえることに成功した。嬉しかった。私も未 だ老いていないようだ。また、気に入ったのは頂上にある城跡までの途中の小高い一角に大きな山形をした 松の樹が静かに佇んでいた。TVのCMで有名な”♪♪このー木何の木気になる木♪♪”でお馴染みのモンキー スポットと同じような形をしているのである。何処かのメーカーが”♪♪このー木松の木立派な木♪♪”と かいったcmをやればヒット間違いなし。 智恵子抄の主役、智恵子の生家を見学した。 子供の頃から抱いていたロマンチックな夢を現実に引き戻して くれた。智恵子の絵や貼り絵の作品も確かに素晴しいが、矢張りこれは高村光太郎の文章力によって作られ たロマンであり、頭の中で描いていた智恵子の方が遥かに美人でスタイルも良かったような気がした。 天気も少し回復したようなので、帰りに安達太良山登山口である奥岳登山口に行ってみた。薬師岳展望台行 きのケーブルは動いていたが数十メートル先はガスの中といった感じであったので展望台行きも中止し、こ こで特製ラーメンを作って皆様に食べていただいた。持参のビールはたっぷりあるし、大自然の匂いを胸一 杯吸ってリラックスしよう。ラーメンに舌鼓をしているうちに天気が怪しくなり、大音響と共に雷鳴が響き 渡った。直前にレストランの店員さんたちがお店の中で休みなさいと言って私達の避難を荷物を持って助け てくれたおかげで、豪雨に濡れなくて済んだ。お店の若くて可愛いお嬢さんどうもありがとうございました 。とても心のやさしい方でした。 ホテルの温泉は気に入った。説明によるとここの温泉の泉質は日本一とのことであった。岳温泉に浸かるま でもないということで、五色沼の探索路を散策してホテルに帰還。食事も良し。カラオケも良かった。家内 は余り歌は上手い方ではないが、町山さんの奥様の歌に合わせて体をひねって踊りだしご機嫌のようであった。 |
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8月13日(火) 目的はいわきのアクアマリン福島の見学と昼食を三崎公園のレストランメヒコのカニピラフを食べることで あった。カニピラフは昨年からの二年越しのお食事であった。昨年私共がこの旅行をドタキャンしてしまい 、哀れに思った町山さんがお土産にカニピラフを勝ってきてくれて食べたことを覚えている。そして、今年 はできたてのピラフを味わうことができた。 ピラフの大盛りとイセエビのフライ を町山さんのご主人と半分 づつ頂き大満足。私は氷水、皆様は生ビールで存分に堪能したようであった。このレストランは昔の職場の 同僚の菊地君がいわきの出身で教えてくれたものである。 アクアマリン福島は第三セクターが経営しているようで、21世紀型の観光施設といえるのではなかろうか。 言ってみれば大型の水族館のようなものであるが、ここで初めてお目にかかったのが、小魚やウニ、クラゲ 等の餌であるプランクトンを顕微鏡で見ることができた。裸視ではケシの実くらいの細かな粒であるが、顕 微鏡で覗くと一つ一つがそれぞれ激しく動き回っているではないか。びっくりした。これをボランティアの 方と思われる老人の方が親切丁寧に説明してくれた。また、クラゲのカサの先端には小さなアンテナのよう なものが無数に生えていてこれでプランクトンを取るということも新たに知った。 そこで、このアクアマリンの中の小魚やウニやクラゲなんかは水槽の中の海水からプランクトンを摂取して いるはずだから、この海水はどうやって入れ替えるのであろうか?という疑問が湧いてきた。なんでも質問 コーナーのところで親切そうなお兄さんに聞いてみたところ、三崎公園の先端に大きな取水口があってそこ から常に新鮮な海水が流れ込んでいるということを聞き、またまた驚いてしまった。 この後、真っ直ぐ東京へ。高速道路が一部混雑していたが19時過ぎに相原に到着。通いなれたガストでお食事をして帰宅した。 |
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二年がかりの東北小旅行は私にとってひときわ大きな喜びであった。夫婦だけで行く旅もそれなりに楽しいが、心を許し合える友達と行くのはより以上の喜びがある。全工程500kmを一人で運転したわけであるが、何の疲れもなく楽しく有益な会話をとおしてお互いの家庭に幸せをもたらした。町山さん本当に色々有難うございました。来年もよろしくお願いいたします。 |