今週の花

   

我が家はお花さんたちにとってまるで天国である。今の時期、夜は霜が降りるし土も凍る。しかし、お花さんは人間様より優遇されており、太陽が出れば外で新鮮な空気を吸い、寒くなれば家の中でヌクヌクできる。

花天国の王様兼小作人は我が家の大蔵大臣である。家事をこなしながら私に対しては鬼女の如く厳しい文句を一日中言い続けているが、お花さんたちに対しては女神のように優しく接している。こんなお花さんたちが鉢の数にして100以上ある。それらを紹介していこうと思う。

       
2004年2月14日(土)  

福寿草

 

テレビでは本日春一番が吹くとの予報であった。我が家も春一番がやってきた。
数日前、家内に福寿草は未だ?と聞くほどほんの小さな芽しか見せなかったものが今日見たらなんと見事に開花しているではないか。今朝見たときには未だ弱々しくつぼみであった のに・・・。花は春の訪れを厳しくチェックしていてやってくると思い切り花を広げてくれる、何だかこの花を見ていると身も心も晴々とする。 昨年、前の家の花好きの奥様から頂いたものだ。感謝。

   
 
       
2004年2月4日(水)  

フリージャ

 

何時のことであったろうか、何処であったろうか、全く記憶に無いが、球根を買ってきてここまで育てた。立春とはいえ、未だ寒さ厳しい日々が続くがこのフリージャは慈愛という花言葉がピッタリの感じで今が盛りと咲き乱れている。我が家でウーンと幸せになってください。そして私達の心から慈愛という言葉を忘れないように教えてくださいね。

       
2004年1月31日(土)   ホクシア
 

一昨年、塩山の方に慈雲寺のシダレ櫻を鑑賞に行った。そこの農家で売っていたものを買ってきて大切に育てた。冬の寒さを色に喩えると白とかブルーを連想するが、白とピンクの配色は少しづつやってくる春の訪れをを期待させてくれる。白く開いた様は白鳥が飛び立つようで希望と夢を抱かせてくれる。ここまで育てた家内の情熱に尊敬の念を抱いてしまう花だ。

 
       
       
2004年1月11日(日)  

カニサボテン

 

今の時期、こんなに美しく咲くサボテンなんかあったのだ。

平成5年頃のことであろうか、私の実家に行った時に庭に咲いていたこの花の葉を家内が家に持ち帰り、挿し木というのであろうか、差し葉でここまで見事に育て上げたものである。母から子(私共)へ、そして私の娘や息子達に伝っていくのであろうか。長女も今は家庭を持って家事や子育てに追われている。私はこの花を見る度にそんな子供達のことを思い出すが、家内はこの花を大切に育てることと長女や孫達の幸せを祈る気持ちを重ね合わせているのであろう。