NO12 1999年7月21日 (水) 本当にいなくなってしまった。
7月19日 夜になってもツバメの姿が見えない。沼津に行っている間に巣立ってしまったのか? しかし一度も赤ちゃんツバメの姿を確認できなかった。つがいのツバメは交代で巣を守っている様子だったのに、如何してしまったのか全く解らない。約1ヶ月心配し通しのツバメ観察だった。来年を期待したいと思う。
また来年まで、さようなら。
NO。11 1999年7月5日 (月) 卵を温めているらしいツバメ
姿が見えないと思ったら、しっかり卵を温めていたらしい。良く見ると一羽は巣の中、電線に一羽とちゃんといた。だいぶ遅れているけどがんばって、早く生まれて巣だってほしい。気がもめることだ。渡り鳥は次から次へと来ては通り過ぎて行く。あんなにギイギイうるさく鳴き、ツバメの天敵だった尾長鳥の姿が見えなくなった。しかしカラスは相変わらずカアカア大きな声で鳴き私をギョットさせる。今の所、巣の下に糞も落ちてないし何の不便は無いけど、こうなったら変なことに一刻も早く小さな糞が落ちてくればいいと思ってしまう。
NO。10 1999-6-30 1匹しか見当たらないツバメ
やっと巣作りが終わったと思ったら(なんだかやたらに枯草が飛び出しているが前の巣より大きめ)この何日かツバメの姿が見えないので、仲間と南を目指して飛びたったのかと思っていた。それなのに昨日から一匹だけ、夜になると巣に戻るようになった。このところツバメ達の姿がほとんど見えないので、このツバメはこれからどうするのだろう。夜だけ戻るなんて変なツバメだ。
NO。9 1999-6-21 不器用な巣作り
新しいカップルが巣作りを始めてから一週間、何度も藁や、土くれを運んでくるのだが、ほとんど壁につかず、下に落ちてしまう。今まで一度も作ったことが無いに違いない。やっとついた藁くずは、土くれから飛び出しているし、少し出来てきた巣もなんか傾いているようで、今にも落ちてしまいそうに見える。きっと若いツバメだ、これから卵を生んで育てたら有に一ヶ月かかると思う。そうすると、7月下旬になる、今でさえ、ツバメの姿が少なくなっているのに大丈夫なのかしら、心配だ。最初のツバメが巣作りをして、巣立ちしたのは7月のはじめだ、比べると1ヶ月遅いことになる。もししたら渡り鳥を止めて、相原ツバメになるのかしら??ガンバレ!ガンバレ!ツバメさん!
NO。8 1999-6-15 新しいツバメのカップル
雛の巣立ちを見てほっとしていたら、何と新しいカップルが今の巣の真向かいに巣を作り始めた。しかし今のところ巣作りの草がうまくつかないみたいで、先行きどうなるのかわからない。成功の可能性は低いような気がする。発展があったら又書きたいと思っています。
NO。7 1999-6-12 A 雛の巣立ち
お昼、(12時過ぎ) 巣には一匹も残っていないさっきまで餌をねだってピイピイ鳴いていたのに、あっという間に巣立ってしまったらしい。巣に残っているのは死んでしまって小さくなったツバメだけだ。かわいそうにやっと土に返してやれる。からからになってしまったツバメをテニスコ−トの裏山に埋めに行った。落ち葉の中に埋めて春ジオンの花を置いてきた。又今度生を受けたら元気に海を渡って行けます様に!! 一緒に生まれたツバメ達が、親鳥の奮戦によって無事に巣立つことが出来たこと感謝します。まだ巣の周りを飛んでいたツバメ達は、去年と同じく二度と巣の中で寝ることはないようだ、暗くなっても戻ってはこなかった。まだ何日かは巣の周りを飛び交っても安心して寝られるであろう巣には戻ってこない。自然の掟は厳しいに違いない。これから旅立つための準備の訓練を親鳥から受けるのだろう。又来年までさようなら。
NO。6 1996-6-12 @ 雛の巣立ち
朝、9時ごろ雛が盛んに羽をバタバタさせていたが、何とドジなことに後ろ向きに羽ばたいていたので落ちてしまったらしい。巣の下の柱にしがみついていた。戻してあげようと手を伸ばしたら、逃げようと夢中で羽ばたいたので最初の飛行に成功してしまった。後2羽巣には残っている。空中を見上げていたら、知らない間に巣立った1羽を加え4羽で巣の周りを舞っていた。親鳥は軽やかに、雛はやっと羽を動かせて、それでも得意そうに見えた。巣の中にいる2羽の前で飛んで見せているのが、ニクイ!!今日は梅雨だというのに何と爽やかな天気か!! 気温23度、湿度50%ツバメにとってもうれしい天気に違いない。もちろん私にとっても!!早く後の2羽が飛べるようになるといいな。
NO、5 1999-6-7 ツバメと尾長の攻防戦
悲しい出来事から三日目を迎えた。日々はげしくなる尾長の攻撃に果敢に立ち向かう二匹の親鳥のすごいこと、今朝は殊のほか激しく朝早くから警戒と威嚇の声をあげていた。私も食事作りを一時断念してツバメの味方になり尾長を拍手をして追い払うことに成功。しかしどうゆう訳か今朝は尾長だけでなく雉のように見える大きな鳥まで近くの電線に止まっておりツバメの心は休まる暇がないだろう。時折止む雨の中ツバメの仲間も応援に来ている。餌も採りにいかなければならないし、なんとも勇敢なツバメたちの姿に、この世界を征服している人間の姿をダブらせて考えたとき、なんともいえない虚しさを感じてしまう。今私たちには何かが欠けてきている。それが何かは言葉で言い表わせないい。しかし確実にの文明の進みと反比例して何かが失われて行っているようだ。素朴な何かが!!
今、AM11時過ぎ雨が本降りになってきた中、二匹のツバメは電線で見張りそして四匹の雛の口に餌を投げ込んでいる。何の見返りも期待しないで。
夕方、雨の中休みを縫って尾長やからすが鳴き声をあげながら飛び交っている。、必死に追い払っている親鳥、巣を覗くと雛の一羽が羽を広げ巣立ちの準備をはじめていた。巣立ちの日も近いに違いない。明日も油断せずツバメたちを見張ろうと思っている。
NO。4 1999-6-4 悲しい出来事
昨日のこと、お昼過ぎやっとお掃除が終わりふっとツバメの巣を覗いた。異変に気づく、 一匹首をたれ片方の翼が巣の淵から垂れ下がっている。動かない、変だ!!死んでいるように見える、巣の傍の壁が液のような もので汚れている。親鳥が急に心配になり外に飛び出して周りをみると、電線に止まっていた。体をようく見ると何か白く見え るところがある。盛んに羽を広げたり閉じたりしている。しばらく見ていると飛び立ったので少し安心した。その後知り合いに 聞くと尾長鳥とからすが雛を食い殺すと話してくれた。そういえば今朝尾長がキイキイ鳴いているのを見て尾長が来ていると ふっと思ったことを思い出した。掃除機を動かしていたので鳴き声に気がつかなかったに違いない。本当に残念だ。 残りは4匹いる、もし怪我をしていたら餌を運んでこれないかも!心配になった。その後二匹で尾長を追い払っている姿を 目撃二倍もありそうな大きな鳥を追い払う勇姿に感激し、また怪我は大丈夫なのだと、勝手に安心したりした。 しかし夜巣を覗くと一匹しか親鳥が帰って来てないのだ。今まで必ず二匹頭をつけた形で守るように寝ていたのに また心配になる。今日のこと、餌を運ぶ姿がどうも一匹しかいないように思える。夕べ一匹はこなかったし、 四匹もいる雛は大丈夫かしら又また心配になる。どうしてやったらよいのかわからない、この文を読んで教えて くださる方がいたら良いのですけど。明日の朝親鳥が来て、雛に餌を運んできてくれることを祈っている。 神様どうかツバメの親子をお守りください、そしてお癒しをお願いいたします。二匹の親鳥が今夜来てない。 怪我をした一匹の傍にいるのだろうか?心配でたまらない。
朝、卵の半分に割れたのが三個ころがっていた。 とうとう雛が孵ったらしい、雌鳥は巣の中にいて、雄鳥は近くの電線に止まって警戒を怠らない。どういう訳か、親鳥より少し小さいツバメがしきりに巣に近寄ろうとしている。そうすると雌が巣から威嚇して追い払う、雄はしつこく巣めがけて何度も近づくつばめを、追いつめ遠くに追い払った。見ていた私までめがけてくるツバメにほおきを振り上げていた。イケナイ!!イケナイ!!動物の世界に介入しては、反省!!
NO。2 1999−5−11 (火) 晴れ後雨
ツバメの観察も二年目になると少し先が見えると言うか、情熱に欠けると言うのか、今はただ卵が孵るのを待つのみです。5月4日(火曜日)頃から卵を抱いているようなので、今年は早く雛が孵るかも知れません。皆さんも期待していて下さい。何匹あの小さな巣から首を伸ばして餌をねだる様になるでしょうか? 楽しみです。
第二弾 !! 1999年4月19日 (月) ツバメ帰宅。
前の日の日曜日、ツバメが飛んでいるのを夫が見かけそろそろ我が家のツバメも帰って来るのかしらと期待していたところ、月曜日巣の中にいるのを発見した。矢張り帰ってきたのだと妙に感心してしまった。昼間は側にある電線に止まって巣を監視している様に見える。しかし今更ながらツバメの生態について何も知らない事に気がつく。
去年は巣造りから始まりツバメにとっても大変な作業だったと思ったが、今年は巣は完全な形で残っているのでどうするのかと思っている。
NO。1 1999−4−29 (木) 雨後曇り
あまり前の巣が完全な形で残っていたので巣の補修はいっさいしない様だ。月曜日から三日経ったが昼間たまに見かけるのと夜巣にいるのを見るぐらいだ。活動している気配は感じられない。もししたら去年よりは大分早いけれど、もう卵を産んでいるのかも知れない。ワカラン ワカラン!!
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ツバメの家族のお話 1998−10−24 Akiko fjisawa4
今年の5月の連休明けの頃、我が家の玄関先をかすめて、2匹のツバメが飛び交う様になりました。もしかしたら玄関の上にでも、作るつもりかしら?困ったわと云う思いが頭をよぎりました。去年、すずめバチが玄関先の頭の上に巣を作ってしまい、大変な思いをしたばかりです。しかし、人間の思いでは、どうにもなりません。 最初は嘴で運んで来た小さな土塊を、いろんな場所に付けて様子をみて居たのですが北西の角に決めたようで、それからは毎日1ヶ月ほどかかって夜明けから日暮れまで、何度も何度も小さな土塊を運びつづけました。なんと1級建築士でも敵わない様な素晴らしい巣が、できあがりました。
6月6日 土 曇り
巣が覗けない高い場所なので、卵の存在を確認出来ないまま、今日を迎えました。その今日と云う日、確認できました。何と1センチほどの卵の割れた殻が糞と一緒に落ちていたのです。
6月13日 土 曇り
卵の殻が落ちていてから1週間、きっと生まれたに違いないと、思っていたのですが、なかなか声も聞こえず、どうしたことかと心配をしていました。ところが今日テニスから帰って、玄関に入ろうとした時、鳴き声がしたような気がしたので、巣を見ると、何と2匹口を開けて鳴いているではありませんか。吃驚したり、感動したり大騒をしてしまいました。
6月14日 日 雨
朝、息子が、ツバメの子供は3匹いるよ”と云うので、見ると本当に3匹口を揃えて、思いっきり大きく開け、ピイピイ鳴いていた。もう少ししないと最終的には何匹生まれたか解らない。親鳥は雨の中休みなく食べ物を運んでいた。なんだか感動してしまった。
6月15日 月 晴れ
梅雨晴れでツバメもうれしそう。 赤ちゃんツバメは嘴も出来てない口を、目一杯開けて、餌をねだっている。
6月16日 火 晴れ後曇り
親鳥は際限なく餌を運んで来ている。赤ちゃんツバメ達は親鳥が来る度に、一斉に泣き出すのだが、何に反応するのか、玄関のドア−を開閉する度にピイピイ泣き叫ぶ。5羽確認。前に3羽後ろに2羽いる。全部育てられるか心配だ。
6月18日 木 晴れ
ツバメさん達は元気。巣を作り始めた時から糞の処理に、頭を悩ませたが、いい方法を考えついた。コ−ヒ−の入れた後の滓を、発砲スチロ−ルの箱に入れ、その上に糞が落ちる様にしたのだ。ゴミの日ごとに捨てれば臭いもなし蠅や虫も来ない。大成功でした。
6月19日 金 雨
雨の中、親鳥は休む間がなく餌を運んでくる。大変だ! 人間も鳥も同じだ。と変に感心してしまった。
6月25日 木 曇り時々雨
ツバメは大分大きくなり、嘴も何時の間にやら出来上がった。体の色も黒くなり胸毛がふわふわと白く胸元を飾っている。太ってきた大きいのが大抵前に陣取っている。
朝は一列に5羽ならんで、大きな口を開けてピイピイ鳴いている。そして昼間はうたた寝をコックリ、コックリしている。まるで人間の赤ちゃんそっくり。今にも巣の縁かあ落ちそうになる。
親鳥が来ると、全部が口を開け、大きな声で一斉に鳴く。そうすると親鳥は順序を覚えていて、二匹で交互に餌を与えていく。子供の口の中に餌を投げ込んだ時、うまく口でキャチしないと生き餌なので、折角の餌が飛んで逃げてしまう。
初めてツバメの巣造りや子育てを間近に見て、知らない事が多くあるのに気がついた。
6月26日 金 朝の内時々あめ後晴れ 甘ちゃんツバメ
家の周りのお掃除をしたり、草をむしったりしている内に、ツバメの出入りが激しくなったので、良く観察してみる。親鳥が壁に止まり子供達をじいっと見ている。もうお前達は飛び立てるのよ!と呼びかけているように見えた。
その内他のツバメの家族と思われる5,6羽のツバメがグルグルと巣の周りを飛び回り始めた。僕たち、私達もう飛べるようになったのよ。と小さな雛鳥達見せているようだ。本当にデモンストレ−ションみたいに、何度も何度も飛んで見せていた。まるで人間達の隣組みたいだ。
そろそろ巣立ちの日が近ずいているのだろう。雛達がもしかしたら飛び立つかも知れないと思い、しばらく見ていたが、いっこうに其の気配が無い。相変らず、口を大きく開けて餌をねだっている。しょうがない甘ちゃんツバメたちだ。
6月29日 月 曇り ( 大変遅くなりました。続きです。読んで下さい。)11月21日
朝一番にする事はツバメの様子を見る事だ。この所盛んに羽繕いをしている。そして片側ずつ羽を広げ練習をしている。何時飛び立つかと常に気にして見ているのに、ふっと見ると3羽しかいないのに気がついた。其の後又見ると今度は4羽いる。巣立つのは時間の問題だと思う。
6月30日 火 晴れ
ツバメに振り回される1日だった。雛が飛び立つ所をなかなか見られない。あのツバメ返しと言うくらい早く飛ぶ親ツバメが殆ど静止状態の形で、羽をパタパタと動かし教えているのに、雛達はどこ吹く風で巣にしがみついている。その内4羽が飛び立った。1羽は未だしがみついている。親鳥が誘っているのに首をちじめている。夜は家族全員が巣の中に重なるようにして寝る。親鳥は巣の縁に頭を合わせて守るように寝る。スゴイ。
7月1日 水 晴れ
朝5時には雛も親鳥もいた。少し後に見たら、1羽を残して飛び立っていた。其の後1羽の為に親鳥が巣の側で語りかけるような鳴き方をして、巣から10センチ程の所で促すように、はねをパタパタと動かしていた。雛はなかなか決心がつかないようだ。鳥の世界でも臆病者がいるんだと、おかしかった。人間の世界と良く似ている。私も見ているのに疲れて自分の仕事に戻る。ふっと気がついて巣を見ると臆病な最後の1匹がいない。とうとうちびさんツバメの飛び立ちを、見ることができなかった。しかしあんなに飛ぶことを怖がっていたのによくぞ飛び立った、と感動してしまった。約2ヶ月間、毎日毎日観察していると、なんだか身びいきになり、家のツバメと呼んでしまう。
ツバメはこの後3,4日巣の周りを旋回していたが、2度と巣に戻ることなく、飛び経っていった。今まで巣の中に眠り、親に守られ何の不安もなく、過ごしていたのに、一度巣立ちをすると厳しい自然界の中で自分を守っていく。ツバメに教えられた、2ヶ月だった。どうも有り難う。ツバメさん。
このつばめの日記を読んで下さった皆様、どうも有り難うございました。これで終わりにします。又来年ツバメが戻って来たら、書きたいと思います。其れではさようなら。又。